停電時に太陽光と蓄電池はどう動く?

  • 2026年6月22日
  • 2026年6月19日

台風や地震などの自然災害による突然の停電時、自宅の太陽光発電と蓄電池がどう動くのか不安に感じる方は多いでしょう。この記事では、停電時の太陽光発電と蓄電池の基本的な仕組みから、自立運転モードへの切り替え手順、実際に使える家電の目安や注意点までを網羅的に解説します。結論として、停電時に電気を使い続けるには、太陽光発電で創った電気を蓄電池に貯め、パワーコンディショナーを適切に操作して特定負荷や全負荷へ供給することが重要です。本記事を読めば、いざという時に慌てず、安心して電気を確保するための具体的な方法がすべて分かります。

1. 停電時の太陽光発電と蓄電池の基本的な仕組み

台風や地震などの自然災害によって突然停電が発生した際、太陽光発電システムや蓄電池を導入しているご家庭では、どのように電気が使えるのか疑問に思う方も多いでしょう。ここでは、停電時におけるそれぞれの機器の基本的な動きについて解説します。

1.1 太陽光発電のみの場合の動き

太陽光発電システムを設置している場合、停電が発生しても日中で太陽の光が当たっていれば、発電した電気を家庭内で使用することが可能です。ただし、通常運転のままでは電気が使えないため、手動または自動での設定切り替えが必要になります。経済産業省資源エネルギー庁の解説にもある通り、停電時には専用のコンセント等を通じて、最大1,500Wまでの電力を利用できるのが一般的です。

一方で、太陽光発電システム単体の場合、太陽が沈んだ夜間や、雨天などで発電量が極端に少ない時間帯は電気を使うことができません。また、発電量が使用電力を下回ると、電力供給が不安定になり、接続している家電の電源が落ちてしまうリスクもあります。

1.2 蓄電池がある場合の動き

太陽光発電に加えて家庭用蓄電池を併用している場合、停電時の安心感は格段に向上します。蓄電池があれば、日中に太陽光で発電した電気のうち、使いきれなかった余剰電力を蓄えておくことができるからです。

これにより、太陽光発電が稼働しない夜間や悪天候時であっても、蓄電池に貯めておいた電気を使って家電を動かすことが可能になります。また、日中も蓄電池からの放電を組み合わせることで、発電量の変動による電力供給の不安定さをカバーし、安定して電気を使い続けることができます。

1.2.1 太陽光発電単体と蓄電池併用時の違い

停電時における「太陽光発電のみ」と「太陽光発電+蓄電池」の使い勝手の違いを以下の表にまとめました。

項目太陽光発電のみ太陽光発電+蓄電池
日中の電力使用天候と発電量に応じて使用可能発電した電力と蓄電した電力を組み合わせて安定使用可能
夜間の電力使用使用不可蓄電池に貯めた電力の範囲内で使用可能
悪天候時の電力供給発電量が落ちるため不安定になりやすい蓄電池から補うことで安定した電力供給が可能

1.3 いざという時のために備える長期保証の重要性

この記事の著者である石川聡がお伝えしたいのは、停電時にこれらのシステムを確実に稼働させるためには、機器の故障に対する備えが不可欠であるということです。家庭用蓄電池や蓄電池用パワーコンディショナー、ゲートウェイボックス、さらにはトランスユニットやコンバーターといったPCS接続機器は、長期間にわたって生活を支える重要な設備です。

弊社では、手頃な保証料と簡単お手続きでご加入いただける延長保証サービスをご用意しております。通常10年または15年のメーカー保証終了後も、お引渡しから最大20年の長期保証サービスとして安心のロングサポートを提供いたします。保証期間中に不具合が発生した場合は、24時間365日繋がる修理受付コールセンターへお電話一本でご依頼いただけます。

また、修理回数は無制限で、保証上限金額以内であれば修理代の自己負担は0円です。部品代、技術料、出張費等の費用がすべて保証され、修理上限金額の減額や修理代の累積もありません。万が一の災害や停電に備え、システムの導入とあわせて充実した保証への加入を強くおすすめします。

2. 停電時に太陽光と蓄電池を使うための切り替え手順

停電が発生した際、太陽光発電と蓄電池の電気を家庭内で使用するためには、システムを正しく切り替える必要があります。この記事の著者である石川聡が、いざという時に慌てないための具体的な切り替え手順を解説します。

2.1 自立運転モードとは

自立運転モードとは、電力会社からの送電が停止した停電時に、太陽光発電や蓄電池を独立した電源として稼働させ、家庭内に電力を供給するための機能です。通常時、太陽光発電システムは電力会社の電力網(系統)とつながって連携運転をしていますが、停電時には安全のためにこの連携が自動的に遮断されます。そのため、発電した電気や蓄電した電気を使うには自立運転モードへの切り替えが必要となります。詳しくは太陽光発電協会(JPEA)のガイドラインなどでも、停電時の活用方法として推奨されています。

2.2 パワーコンディショナーの操作方法

手動で自立運転モードに切り替える場合、パワーコンディショナーの操作が必要になります。メーカーや機種によって細かなボタンの名称は異なりますが、一般的な切り替え手順は以下の通りです。

手順操作内容詳細と注意点
1主幹ブレーカーをオフにする分電盤(ブレーカーボックス)を開き、一番大きな主幹ブレーカーを「切」にします。これは電気が復旧した際の急な電流の流入による通電火災を防ぐための重要な手順です。
2パワーコンディショナーの運転を停止するパワーコンディショナーの操作パネルで「運転/停止」ボタンを押し、一度システムの通常の連携運転を停止させます。
3自立運転モードに切り替える「自立運転」ボタン、またはメニュー画面から自立運転モードを選択し、再度運転を開始します。
4自立運転コンセントに機器をつなぐ切り替えが完了すると、専用の自立運転コンセントに電気が供給されます。使用したい家電のプラグを差し込んで使用します。

電気が復旧した際は、逆の手順で自立運転を解除し、主幹ブレーカーをオンにして通常の連携運転に戻します。

2.3 手動切り替えと自動切り替えの違い

蓄電池システムには、停電時の切り替え方法として「手動切り替え」と「自動切り替え」の2種類が存在します。ご自宅のシステムがどちらのタイプかを事前に把握しておくことが大切です。

切り替え方式特徴メリット・デメリット
手動切り替え停電発生時に、ご自身でパワーコンディショナーを操作して自立運転モードに切り替える方式です。構造がシンプルで導入費用が抑えられやすい反面、停電時にご自身で操作を行う手間と知識が必要になります。
自動切り替え停電をシステムが自動で検知し、数秒から数十秒程度で自動的に自立運転モードへ移行する方式です。停電時に操作の手間がなく、不在時でも自動で電気が使えるようになるため非常に安心ですが、システム導入時の費用がやや高くなる傾向があります。

2.3.1 いざという時の故障に備える弊社の延長保証

停電時にいざパワーコンディショナーを操作しようとした際、機器に不具合が生じているとせっかくの電気が使えません。弊社では、メーカー保証終了後も安心のロングサポートとして、手頃な保証料と簡単お手続きでご加入いただける延長保証をご用意しております。お引渡しから最大20年の長期保証サービス(メーカー保証期間:10年・15年)となります。

保証上限金額以内であれば修理回数は無制限で、修理上限金額の減額もありません。製品が故障した際の修理代(部品代、技術料、出張費等の費用)が保証され、修理代の自己負担は0円です。修理代の累積もないため、安心して長期にわたりご利用いただけます。

保証期間中に不具合が発生した場合は、24時間365日繋がる修理受付コールセンターへ、修理依頼はお電話一本で完了します。保証対象機器は以下の通りです。

  • 家庭用蓄電池
  • 蓄電池用パワーコンディショナー
  • ゲートウェイボックス
  • PCS接続機器(トランスユニット、コンバーター等)

3. 停電時に太陽光と蓄電池で使える家電の目安

停電時に太陽光発電と蓄電池を活用することで、照明や冷蔵庫などの生活に必要な家電を動かすことができます。ただし、すべての家電が普段通りに使えるわけではありません。蓄電池のタイプや容量によって、使用できる家電の種類や稼働時間が大きく異なります。

いざという時に備えて、経済産業省 資源エネルギー庁の案内でも太陽光発電や蓄電池の適切な活用方法が紹介されています。ご家庭の設備でどの程度電気が使えるのかを事前に把握しておきましょう。

3.1 特定負荷と全負荷の違い

蓄電池を選ぶ際、停電時に電気を供給する範囲によって「特定負荷」と「全負荷」の2つのタイプに分けられます。ご家庭のライフスタイルや停電時の備えとしてどちらが適しているかを理解することが重要です。

3.1.1 特定負荷型蓄電池

あらかじめ指定した特定の回路(例えば、冷蔵庫のあるキッチンやリビングの照明、スマートフォンの充電用コンセントなど)にのみ電気を供給するタイプです。主に100Vの家電に対応しており、エアコンやIHクッキングヒーターなどの200V機器は使用できないことが一般的です。消費電力を抑えやすいため、限られた電気を少しでも長く持たせたいご家庭におすすめです。

3.1.2 全負荷型蓄電池

家中のすべてのコンセントや照明に電気を供給できるタイプです。200V対応の機器も動かせるため、停電時でも普段とあまり変わらない生活を送ることができます。ただし、家中で電気を使える分、消費電力が大きくなりやすく、蓄電池の残量が早く減ってしまうデメリットがあります。

3.2 容量別の使える家電と時間

蓄電池の容量によって、停電時に使える家電の数や連続使用時間が変わります。一般的な家電の消費電力を目安に、容量別の使用可能時間をまとめました。

蓄電池の容量目安主な使用家電と消費電力の目安連続使用可能時間の目安
約5kWh(小〜中容量)冷蔵庫(200W)、照明(50W)、スマホ充電(15W)、テレビ(100W)約12〜14時間
約7kWh(中容量)上記+扇風機(30W)や炊飯器(一時的に1000W)約15〜18時間
約10kWh以上(大容量)上記+エアコン(700W)やIH調理器(一時的に1500W) ※全負荷対応時約20〜24時間

※上記はあくまで目安であり、実際の消費電力は製品のモデルや使用環境により異なります。日中に太陽光発電が稼働していれば、発電した電気を使いながら蓄電池に充電できるため、天候が良ければさらに長時間の電力確保が可能です。

3.3 安心して長く使うための弊社の延長保証

停電時の備えとして欠かせない家庭用蓄電池やパワーコンディショナーですが、精密機器であるため、長期間使用する中で故障のリスクも伴います。弊社では、メーカー保証終了後も安心してお使いいただけるよう、手頃な保証料と簡単なお手続きでご加入いただける延長保証サービスをご用意しております。

この延長保証では、メーカー保証期間(10年・15年)を含め、お引渡しから最大20年の長期保証サービスを提供いたします。保証上限金額以内であれば修理回数は無制限で、修理代(部品代、技術料、出張費等の費用)の自己負担は0円です。また、修理代の累積による上限金額の減額もありません。

保証対象機器は以下の通りです。

  • 家庭用蓄電池
  • 蓄電池用パワーコンディショナー
  • ゲートウェイボックス
  • PCS接続機器(トランスユニット、コンバーター等)

万が一、保証期間中に不具合が発生した場合は、24時間365日繋がる修理受付コールセンターへお電話一本でご依頼いただけます。いざという停電時に機器が確実に動くよう、メーカー保証終了後も安心のロングサポート体制を整えております。

4. 停電時に太陽光と蓄電池を使う際の注意点

停電などの非常時に太陽光発電と蓄電池のシステムは非常に心強い存在ですが、いざという時に確実に電力を確保するためには、いくつか気をつけておくべきポイントがあります。ここでは、発電量や電力制限に関する注意点に加え、万が一の故障に備える保証の重要性について解説します。

4.1 天候による発電量の変動

太陽光発電は太陽の光をエネルギー源としているため、天候や時間帯によって発電量が大きく変動することに注意が必要です。晴天時の日中であれば十分な電力を確保しやすく、余った電力を蓄電池に充電することも可能ですが、雨天や曇りの日、そして夜間は発電量が著しく低下、あるいはゼロになります。

そのため、停電が数日間にわたって長引く場合は、蓄電池の残量をこまめに確認し、計画的に電気を使うことが求められます。夜間を乗り切るために、日中の発電している時間帯は消費電力を抑え、優先的に蓄電池へ充電するような運用を心がけましょう。

4.2 同時に使える電力の制限

停電時(自立運転時)に太陽光発電や蓄電池から供給できる電力には、パワーコンディショナーの性能に応じた出力上限があります。一般的なシステムでは1500W(1.5kVA)から3000W(3.0kVA)程度が上限となっており、複数の家電を同時に使用して出力上限を超えると、システムが停止して電気が使えなくなってしまうため注意が必要です。

特に、熱を発生させる家電やモーターを搭載している家電は消費電力が大きいため、停電時の使用には慎重になる必要があります。以下の表は、一般的な家電の消費電力の目安と、同時に使用する際の注意点です。

家電製品消費電力の目安停電時の使用に関する注意点
スマートフォン充電約15W消費電力が小さく、情報収集に必須のため優先して使用可能です。
冷蔵庫約150W〜300Wコンプレッサーの起動時に通常の数倍の大きな電力(突入電流)を消費するため、他の家電との同時使用には余裕を持たせる必要があります。
電子レンジ約1000W〜1300W消費電力が非常に大きいため、使用時は他の家電の電源を一時的に切るなどの工夫が必要です。
IHクッキングヒーター約1400W〜3000W100V対応の自立運転では使用できない場合が多く、200V対応の全負荷型であってもすぐに出力上限を圧迫するため注意が必要です。

4.3 機器の故障リスクと長期保証の重要性

いざ停電が発生した際に、「蓄電池やパワーコンディショナーが故障していて動かない」という事態は絶対に避けなければなりません。太陽光発電や蓄電池のシステムは精密機器であり、長期間屋外や屋内に設置されるため、経年劣化や予期せぬトラブルによる故障リスクが伴います。修理には高額な部品代や技術料、出張費がかかるケースも少なくありません。

そこで重要になるのが、メーカー保証終了後も安心できる延長保証への加入です。弊社では、手頃な保証料と簡単なお手続きでご加入いただける、安心の長期保証サービスをご用意しております。

4.3.1 弊社の延長保証サービスの特徴

弊社の延長保証は、修理回数無制限で、修理代の自己負担が0円となる安心のロングサポートです。保証期間中に不具合が発生した場合は、24時間365日繋がる修理受付コールセンターへお電話一本でご依頼いただけます。

保証項目詳細内容
保証期間お引渡しから最大20年の長期保証サービス(メーカー保証10年・15年終了後もサポート)
修理費用自己負担0円(部品代、技術料、出張費等の費用を保証)
修理回数・上限金額保証上限金額以内であれば修理回数無制限(修理代の累積による減額なし)
修理受付24時間365日対応のコールセンターにて受付(電話一本で依頼可能)
保証対象機器家庭用蓄電池、蓄電池用パワーコンディショナー、ゲートウェイボックス、PCS接続機器(トランスユニット、コンバーター等)

5. まとめ

停電時に太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、昼夜を問わず電力を確保でき、災害時の大きな安心に繋がります。太陽光発電のみでは夜間や悪天候時に電力が使えないという弱点がありますが、蓄電池があればその問題をカバーできるのが最大の理由です。

ただし、いざという時に確実に電気を使うためには、平時から「自立運転モード」への切り替え手順(手動・自動)を確認しておくことが重要です。また、ご自宅のシステムが「特定負荷」か「全負荷」かを把握し、同時に使える家電の消費電力や天候による発電量の変動といった制限を理解しておきましょう。事前の備えが、万が一の停電時に慌てず対応するための鍵となります。

著者 石川 聡

>石川企画合同会社

石川企画合同会社

創業2011年
累計 実績8,000件超
太陽光・蓄電池・EV・オール電化のトータル施工
全国対応
建設業:茨城県知事許可(般-03)第37444号
電気工事業:茨城県(西)登録 第20210005号

CTR IMG